『ショパン全書簡』ぼちぼち読み始めてます

先日届いた『ショパン全書簡』ですが
とにかく情報量の多さに面食らってます。
とりあえずアーサー・ヘドレイ編の『ショパンの手紙』と
比較しながら読んだりしてますが岩波版の方が読みやすい。
言葉の意味も違ってたりして、
例えば白水社版1発目に収められてるお父さんへの手紙で
「立派なコンチェルトでも」が
「最高の演奏会でも」になってたり
(ちなみに岩波版では4件目に収録されとります)
基本的には1つの手紙ごとに解説をしていくスタイルは
白水社版と同じなのですが情報量が段違いです。
写真にも映ってますがまず「底本」を明示して
「原注」「訳注」と続き、場合によっては「訳者解説」も付きます。

収録数も白水社版の3にあたるヤン・ビャウォブウォツキ宛の手紙が
岩波版では23件目。100ページ目ですよ、100ページ。

もうね、多分読み終わらない。
あー無理だ

『ショパン全書簡』到着 過去最強のショパン本

岩波から出たばかりの
『ショパン全書簡 1816〜1831年 ポーランド時代』
Z.ヘルマン、Z.スコヴロン、H.ヴルブレフスカ=ストラウス 編
関口時正、重川真紀、平岩理絵、西田論子 訳
届きました〜。これは予想外にすごかったです。
値段がお高めだったんですが内容を見て納得。
ざっと紹介すると

・書簡
・ショパン関連地図
・ショパンの『アルバム』から翻訳
・小伝
・用語集
付録
・図版一覧
・文献表
・ショパン作品名索引
・人名索引

とこんな感じです。
ショパンの手紙のポーランド時代だけだと思って
期待してなかったんですがとんでもないボリューム。
また翻訳された方々のこだわりは
バルバラ スモレンスカ=ジェリンスカの
ショパンの生涯』を読んだ事がある人なら分かるはず。
これはすごい本です。ちょっと興奮してます。
まだざっと目を通しただけですけど
これからゆっくり時間をかけて読みたいですね。

祝「僕のショパン」第2巻発売!

さあ待ちに待った「僕のショパン」の第2巻が発売になりました。
今回は厚い!ボリューム満点で読み応えあります。
WEBで連載されていたものに加えて桃雪先生のコラム付き。
これが本当に面白いです。すごい裏とってたんだなあと改めて感心。
最後に参考文献も一部乗ってますがショパン以外の本が多くて驚きました。
この手の本はね、どうしてもイメージというか
先入観だけで敬遠されがちですけど、
是非一度騙されたと思って読んでほしいものです。
池袋のYAMAHAにも置いてますよ。

ニコニコ静画でゲッキンが配信されてるようです。
こちらでも読む事ができるのでお試しの方はこちらからどうぞ。
http://seiga.nicovideo.jp/watch/bk1105

僕のショパン最終話 本当に長い間お疲れさまでした

2年以上に渡って連載されてきた
僕のショパンがついに最終回をむかえました。
いやあ終わっちゃったなあって感じです。

ショパンの漫画はこれまでも子供向けの伝記漫画ならありましたが
いわゆる一般向け(いや一般でもないけど)の漫画として
しかも単発ではなく連載となると
唯一のショパン漫画だったんじゃないでしょうか。
作者の桃雪琴梨先生には一ショパンファンとして心より感謝です。

何より日本発っていうのが嬉しいですね。
どうしてもクラシックつうと西洋音楽なんで当然ですが
海外からの受け身や輸入になってしまい
日本からクラシックの何かを発信するなんつうのは
何となく気恥ずかしいというか何と言うか。

世界的に見ても日本人のショパン好きは特殊で
こんなに熱心な愛好家も多く、
実は何気に研究も進んでいるにもかかわらず
辺境の国という地理的な問題だけでなく
コンプレックスじゃないけど超えられない
何か壁みたいな物はあるわけで
この漫画が出てきたときに目から鱗というか
なるほどこういう方法もあるのかと、
非常に感動したわけです。

「僕のショパン」は人気声優を起用してドラマCD化も果たし、
音楽CDも発売されるなど多角的な方法で
世間にアプローチしたっていう点では
貢献度高かったなあと改めて思います。

実際、海外でコスプレしてる人も出てきて
凄い影響力だと思うんですよね。

最終回はボリュームもすごいですが
きちんとケリをつけてくれたなって感じでしょうか。
最後までごまかさずに描かれてます。
細かく書き出したらキリがないとは思うのですが・・
リストがショパンを見舞うシーンもね、
誰しもがそうあってほしいと想像(妄想)するとは思いますが
これは良かったと思います。うん、良かった。
エピローグ的な話も入ってて初めてタイトルの意味も分かりました。
(ジェーンの「私のショパン様」には笑えました)

寂しくなるなあなんて思いますが仕方がない。
コミックスの2巻を待ちましょう。
本当に長い連載お疲れさまでした!


 

僕のショパン第28話・第29話 シューマンとメンデルスゾーンのお話

今月2度目の更新です。しかも2話更新とちょっと早いお年玉気分!
第28話はシューマンのお話。
ざっくりとシューマンの生涯を辿ってますが
こうして見るとシューマンのネットワークの広さは驚異的ですね。
それもクララあってのシューマン。
二人は揃って一組なんだなあと改めて思いました。
最後にはあの人も登場します。

第29話はメンデルスゾーンのお話。
メンデルスゾーン本人というよりも
お姉さんにスポットを当ててるのはアイデアです。
メンデルスゾーンについては何度も言いますが
知名度と比較して、信じられないほど本が出てないんです。
だから漫画とはいえこうやってメンデルスゾーンについて知る事ができる
それ自体が貴重なんですよ。ほんとありがたいですねえ。。

僕のショパン第27話 リストのお話

今月はリストとショパンの関係が微妙になり始めたころのお話です。
ちゃんと史実ベースに作られているので
ショパンのお父さんの空気の読めない(いや本当は一番の理解者かも)
手紙まで登場します。これって伝記読んでるだけだと
お父さん何言ってんの?って感じがするんですけど
当時のヨーロッパにおけるリストの名声や
そのリストと友達の息子のことなど
やはりいろいろ情報収集してたんですねえ。
今回は珍しくリストが感情をあらわにするシーンも。
どんどん佳境に入ってきますがどうなるのでしょう。
次回また2話更新とのこと。今月末なので気をつけなきゃ。

僕のショパン第26話 ユリアン君登場

今月は通常通り1話のみ更新です。
今回はショパンのコンサートのお話で
これもわりと有名なエピソードでなんですが
登場人物それぞれのキャラが立ってるので新鮮に読めました。
リストのあの行動はワザとらしいなんて書かれてる本もありますが
僕はこの漫画のように、自然な行動だったんじゃないかと思ってます。
天然というか、素でいい人だったと思うんですよねえ・・
フォンタナ君はまたまたカッチョよく描かれてます。
しれっとハイネやドラクロワも登場してますが
この人達が今後絡んでくる場面はあるんでしょうか。
つか、もう26話なんですねえ。すごいことだ。

私の好きなピアニスト5人

唐突ですが好きなピアニストを紹介したいと思います。
10人の方がキリがいいかなとも思ったんですが
なるべくなら現役のピアニストの中から選ぼうと考えてたら
結局選べなくて5人になりした。
まあ今後趣味も変わるかもしれませんし
自分用の記録・メモってこと以外は特にこの記事に意味はありません。
この中には最近知ったって人も含まれてます。
てことで以下敬称略すです〜
ニコライ・デミジェンコ
Demidenko.jpg
デミジェンコを知ったのはhyperionへのまとまったショパン録音。
初期のものは特に好きでよく聴いてます。(ました)
なんつっても選曲が素晴らしい。こんな自由にやらせてもらってていいのか
ってくらい選曲にこだわっていてエキサイティングでした。
演奏も手堅く、丁寧に録音されてたので、
あのままの流れで全集を作ってくれたら
数あるショパン全集の中でも大きい財産になってたかもしれませんね。
レーベル移籍してからはぶっちゃけイマイチなのが残念です。
アンドレアス・シュタイアー
Staier.jpg
正直、最近知りました。ショパンのレコーディングはないようです。
それもそのはず、チェンバロ・フォルテピアノ系の人ですからね。
どっちかっつうとレパートリーは古典派以前のものが中心らしいんですが
シューマンも録音しており、そっちで知りました。
この人の弾くシューマンは今のところハズレ無しです。
特にゼペックと共演したヴァイオリン作品集に入ってる「暁の歌」は素晴らしいですね。
こんどまとまったBOXが出るようで名実共に充実期に入ってるかなと思います。
クリフォード・カーゾン
Curzon.jpg
現役から選びましたといいつつカーゾンです。すんません。
この人もあまりショパンと縁がない人ですね。
DECCAに残した録音がまとまって出ており
中でもモーツァルトは有名なので自分が今更とやかく言うのもおこがましいのですが
個人的にはこの人のシューベルトはいつまでも聴いていたいって感じです。
無人島の一枚つうと好きなものより、こういう人の演奏を選ぶのかなあなんて
まあ、どうでもいい話です。
ラルフ・カークパトリック
Kirkpatrick.jpg
知るヒトゾ知るという感じでしょうか。いや、そっち筋の人には有名でしょうか。
スカルラッティの作品に付くカークパトリック番号のカークパトリックさんです。
この人の弾く「ゴールドベルク変奏曲」はとても素晴らしいですよ。
ゴールドベルクといえばグールドが有名ですけど、カークパトリックさんの録音は
グールドより後にも関わらず、演奏の系譜的には全く交わらない。
チェンバロだから演奏も古いのかっつうとそう単純な話でもないんですよね。
この人の演奏を記録したCDもまとまって出てますが、得ること多いです。
ダニール・トリフォノフ
Trifonov.jpg
今をときめくトリフォノフ君です。若干熱も冷めつつあるかな。
仙川に聴きに行ったのはまだ今年の初めなんですね。
その後ルビコン優勝、チャイコン優勝と、あれよあれよという間にスターですよ。
昨年のショパコン前はほとんど注目してなかったんですが、
ファツィオリを駆り勝ち残って行く彼の姿は音色と同じくキラキラ輝いてました。
てことで、その才能を確かめに仙川まで行ったということです。
ルックスも相まって良くも悪くもアイドル的な扱いされてますけどね
才能は本物なので地道にがんばってほしいですね。
今が経歴のピークにならなきゃいいけど・・まあ先のことは分かりません。
(他にも、オレイニチャク、エル=バシャ、ソコロフ、ムストネン、ピータ・ゼルキン、デュシャーブル、アックスあたりも好きですが語れるほどでもないのでまたの機会に・・)

僕のショパン第24話・第25話 マヨルカの話とレンツのお話

今月も2話同時更新です。まずは第24話、マヨルカ島のエピソードです。
一般的な伝記だけ読んでるとショパンの気持ちの流れが
どうしても唐突に思えてなかったのですが、
対サンドのことだけでなく、ショパンを取り巻く
あらゆる人々のことを含めて考えると
ショパンの気持ちがとても自然に思えました。
ここで幼少期からの回想を入れたのは秀逸というか
なるほどなあと勉強になりました。

続いて第25話ですがこちらはレンツのお話。
まあいろんなエピソードが盛り込まれてますが
うまく整理されてます。
ちゃっかりグートマンがイケメンですねえ(笑)
ふと思ったんですが、もしこのシリーズが終わったら
(というかいつか終わるんでしょうけど)
リストサイドで是非是非
新シリーズやってもらえないですかねえ。
いろんなキャラが交錯して
絶対面白いと思います。